福森道華 Michika Fukumori Jazz ピアニスト ニューヨーク

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福森道華 Michika Fukumori Jazz ピアニスト ニューヨーク便り

2012年12月ニューヨーク便り

急に15度くらいまで暖かくなり、ダウンのコートが暑すぎる日もあれば、次の日は零下。。
こんな感じで今年のNYは冬本番を迎えそうです。
最近、カーネギーホールにせっせと通いました。
今回はそのせっせと通えた、お得な理由をお話したいと思います。うふふ。

7月頃、FACE BOOK上の友人の投稿で、大好きなブラジリアンミュージシャン、
ジルベルト・ジルの公演が11月にあるとの情報を得て、早速、インターネットで
調べてみたところ、なんとチケットは$15ドルから。
まさかと、目をこすって見直してみましたが、やはり$15の文字がそこに。。。

半信半疑で数日後、カーネギーホールのチケット売り場に並ぶ私。
係りの人に、11月のジルベルト・ジルのチケットを申し込むと、”$30ドルからです”
”やはり。。。あれは、目の錯覚。。”とは思ったものの、いつもの英語の恥は欠き捨て精神で
”あの。。$15の席がいいんですけど”と尋ねてみたところ、
”あなた、アーティストの顔がみえないわよ、いいの、それでもいいの?!”と、
何度も確認されました。
なんだ、やはり実在したのです!
しかも、席表をみせてもらうとまだ結構空席あり!
どちらにしても4階席なので、ジル様のお顔を拝見するより、グルーブを感じたい要望なので
無事、$15チケットを購入し、先日、無事、その公演を堪能してまいりました。

前回、3.4年前のジル様の公演は、ジョアン・ジルベルトばりのギター1本の弾き語り。
コレもよかったですが、今回のバンドでの公演はやはり最高!
パーカッションの2人組みの、最初の音から、しびれました。
トライアングルのシンコペーションの響きが耳に心に沁みわたりました。
ステージから4階席の。。少々見えにくい私の席まで直撃です。
(実際は欄干越しに、ちょうどフォトフレーム越しのような感覚で、
よくステージが見えました!)
心地よいグルーブに浸りながら、自分のブラジリアン音楽人生を深く反省。
やはり、私、何も理解しないまま、仕事してしまっていた様子です。
あぁ~~~~っ!!

そして、同じ月の終わり、こんどはサンバ界の大御所、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ御大を
聴きに再びカーネギーホールへ。
(もちろん、ちけっとは例の隠密ものを友人に取って貰いました。)
なんともいえない、優しく心地のいいサンバのリズムの響きに
まだ、行ったことのないブラジルに行った気持ちになりました。

ジャズのスィングもブラジル音楽も、聴いている皆さんにグルーブで酔ってもらい、
そして最初の1音から、その音楽にハッと引き込んで聴いてもらえるような音楽を
作り出すのって、ほんとうにほんとうに難しいことです。
今回もまた素晴らしいステージを立て続けに聴いて、おおいに触発され、良いこと沢山
学びました。

よし、今日からまた気を引き締めてがんばるぞ!。。。
そういえば、バンドのメンバーから、リハーサルをしようと声が掛かっていました。
みんな、それぞれ忙しそうなのに、そのやる気に感謝です。
あの、リーダーの私がのほほんとしていまして。。非常に恐縮です。
2012年の締めくくりに向かって、張り切ってまいりたいと思います。
年末年始も、ありがたいことにライブが盛りだくさんの予定です。
どうぞ、皆さん立ち寄って下さいね。

=福森道華=

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2012年11月ニューヨーク便り

ハリケーンサンディ。。。去年も今年もハリケーンが襲来し、
前代未聞の事態にNYは大混乱。
今回は特に津波、洪水で浸水の被害、そして停電の被害がひどく、
NYは未だに対応に追われており、
被害に遭われた方々はまだまだ日常生活に戻れるまでには時間が掛かりそうです。
心からお見舞い申し上げます。

しかし、あれだけダウンタウンで浸水して、復旧に1ヶ月は掛かるだろうと言われていた
地下鉄が作業員の方々の不眠不休の工事の御蔭でほぼ元通りになりつつあります。
NYの底力に感心、感謝!するとともに、1週間停電で不自由な生活を送った友人達さえ、
”電気のありがたさがわかって良かったわ”とかなり前向きで、これまた感心、感動。
幸いアップタウン住まいの私は被害もなかったのですが、少しでも早く。。
もうNYは厳しく寒い冬になりつつあります。
なんと、ハリケーンの10日後に吹雪にも見舞われました。。。。。
被害に遭われた方々が安心して日常の生活に戻れることを願ってやみません。

この、ハリケーンサンディ到来の10日間前後は、私のようなフリーランスミュージシャンは、
本日、今日の仕事があるのかどうかの確認で毎日大あらわでした。
ニュースを随時チェックして、どの辺の交通機関がとまっているのか、どの辺が停電しているのか、どの辺が避難地域かなど、刻々と変わっていく情報を把握して、クラブオーナーや
ミュージシャン達、学校の責任者と連絡を取り合わねばなりませんでした。
NY市はハリケーンが到来するであろう月曜午後よりも前倒しして、日曜日の午後7時には
地下鉄をすべて止め、9時にはバスもすべて止めることを決めましたので、
その情報を知った時からが、この長い、ハリケーンブランク(空白期間)。。
私にとっては6日間。。の始まりでした。
ハリケーン到来前夜の日曜日の夜は、アップタウンの仕事だったので、お店としては店自体は
混雑していて。。というのも、こういう日には遠出が出来ないので近所の人々が集まるのです。。。

その夜も音楽が欲しい様子でしたが、私のアパートからは交通機関が止まってしまっては
いけない場所なので、話し合いの結果、その夜の仕事はキャンセル。
そして、月曜からの学校の仕事も、市がその週、金曜日までの公立学校の休校を決めたので、
それに準じてキャンセル。
個人の生徒さんも、交通手段が確保できないのでキャンセル。
演奏の仕事もその週は、ダウンタウンの仕事が多く、停電が長引いた為キャンセル。
本日どの仕事があるのかないのか確認が取れるまでわからないので、気持ち的には休まる
暇がありませんでしたが、結果的には、強制的に6日間のまったくの休みを過ごすことに
なりました。

そんな日々の後、ようやく11月3日に復旧したJAZZ STANDARDでの師匠、
STEVE KUHNのトリオ演奏が始まった瞬間、やっと現実生活に戻れた気がして、
また、この音楽が聴ける生活に戻れたことに涙が出そうになりました。
そして、お店に詰め掛けた沢山のお客さんも同じ思いだったと思います。
隣り合わせたお客さんはその近所に住んでいて、11月3日その日にやっと電気が6日ぶりに
戻って落ち着いたので、おいしいものと良い音楽を求めて来店したと言っていました。
”大変でしたね”と言う私に、”こんな時こそジャズを聴いて元気にならなきゃね”と微笑んで
ガッツポーズ! 逞しすぎです。

でも、こんな逞しいNYの人達、そしてこんな中でも音楽を求めてくれるNYがますます
好き になりました。
NY万歳!今日も、皆さんに喜んでいただけるよう、復興に向け、音楽を心をこめて奏で
たい と思います。
一時も早く、被害に遭われた方々に、安心して過ごせる環境と生活が戻りますように。。。

=福森道華=

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2012年10月ニューヨーク便り

INDIAN SUMMER..日本で言うと小春日和でしょうか。
肌寒い日が続いていた後、突然夏のような日が来て、そして、あっというまに気温がぐんと
下がって、夜はアパートではヒーターが入っています。
このまま一気に冬にまっしぐらに向かう予感のNY。
皆さん、お元気ですか。
ホットココアをふうふう飲みながら秋の夜長、暖かい部屋でこの原稿を書いています。

部屋が暖かくなると、指がかじかむこともなくなるので、私の場合単純にがぜん練習意欲が
沸いてくるのですが、(ほんまかいな)食欲の秋、芸術の秋、そして練習の秋。。
なんだか、目の前の課題が多すぎて眩暈が。。。なんですが、とりあえず、目前に迫ってい
ることから取り組んで、なんとか乗り切ろうともがいています。
こうなったら、特訓の秋! 。。。

ところで、なぜこんなにあせっているのかといいますと、今月から来月に向け、ソロピアノの
ライブが集中してあるのです。
只今もいつも大変お世話になっています、アルトゥーロスでのソロピアノライブを続行中です
が、 こちらのお店、お客さんもスタッフの皆さんもみんな優しいので、とても音楽をつくりや
すい雰囲気なのです。
もちろん、一曲ごとに拍手を頂いたりして、大変甘やかされております。。。

今月の半ばに、作曲家指定の曲のリクエストを頂いている、ソロピアノの仕事があります。
”あなたなら、私達の好みの曲、演奏してくれると思ってお願いします”と、ありがたくも
厳しい依頼。
ひ~、普段のキャロルやキューン先生の厳しい指導がこんな時、役立てられるかどうかの
勝負でございます。
しかも、この仕事の依頼主はお二人の共通の友人で、ジャズ通。
まさに、何をしてもキャロルと師匠には筒抜け状態、針のむしろでございます。
”ミチカ、でかした、よくがんばった”という、お言葉がもらえるとは思いませんが、
せめて”まぁ、よかろう”のお言葉が頂ける様、酸いも甘いも見極めた、ジャズのことなら
何でも知っている難し方の本場NYの方々に少しでも喜んでいただけるように精進したいと
思います。

そして来る11月は、待ちに待っていましたキタノホテルでのピアノソロ公演です。
毎週火曜日、8時から11時まで、NYでも1,2番とも言われているクオリティーの
スタンウェイピアノで演奏します。これに向けても、またまた大特訓でございます。
ジャズピアニストといたしましては、リズムセクションと共に創り出すトリオ演奏も
たまりませんが、ソロピアノ演奏もまた、別の醍醐味。
自分の音楽の世界が充分に作り出せるよう、準備万端で臨みたいと思っております。
どうぞ、皆さん晩秋の夜長、キタノホテルに足を運んでくださいね。

=福森道華=

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2012年9月ニューヨーク便り

トルネード一過。。。NYは、空が澄み高くなって、一気に秋になりました。
昼間は半そででも暑い位でも、夕方には一気に気温が下がり10度前後になることも。。。
気温調節がまたまた大変です。
この分では暖房が入る日も近いかも。。。

皆さんお元気ですか。先日無事NYに戻りました。
今回の日本ツアーでは、地元三重県、そして東京のコンサートでは,本当に沢山の方々に
来ていただきまして、どうもありがとうございました。
皆さんに、NYジャズの熱いうねりを一緒に共有して頂けたのではと、自負しております。
私共メンバー一同も非常に楽しい時間を、皆様の応援の御蔭で過ごさせて頂きました。
またNYで、次回の演奏で皆さんに更なる’熱く濃いうねり’を聴いていただけますよう、
NYで日々精進してまいりたいと思っております。
これからも益々よろしくお願いいたします!!

NYに戻って以来、ありがたいことに毎日、演奏にリハーサルにと非常に忙しい日を
送っています。
そんな中。。。。まだ時差ぼけ真っ最中の帰国3日目、クレオのジャムセッションに
なんと、師匠のSteve Kuhnと親友のCarol Fredette が襲来!いえ来店。

私の帰国を喜び歓迎して、わざわざ来てくださった!のかと思いきや。。。。。
実は、その日の夕方にキャロルからメールが届いていたのです。
”ミチカ、今日スティーブと夕食を一緒に食べに行くんだけど、いつも行っているお気に入り
の日本食店が休みなので、ミチカ、どこかお勧めの店教えて!”と。
もちろん、日本人的に評判の良いお店、しかもいつもごひいきのお店のご近所という、
私的には、最高&最適のお店を伝えたのですが。。。

あぁ、お二人のクレオ御来店の第一目的は、いかにこのミチカー推薦の店が、”好きじゃな
かったか”ということを伝えたかったからなのでした。
どこがどうお好きではないかということを、こと細かくすべて説明してくれたのでした。
(そんなこと言われても。。)
なんか、このお二人、本当に50年来の親友でこういうところも意見がピッタリ!
お二人の口上を聞きながしながら、いえ、聞きながら
あぁ、このコンピネーションをもっと音楽を通して聴きたい!と”ながら思い”した私でした。
(先生、キャロル!もちろんあなた方の日本食のご意見、しかとお聞きしました!)

 

そんなお二人、思う存分発散された後は、ご機嫌にお店を後にしたのでした。
いやいや、でも、そうは言いながらも、私の帰国をきっと歓迎してくれていたのですよね、
先生、キャロル!(と、思いたい、思い込みたい)。

後日談:先生はこの日、この短いクレオ滞在中に車のチケットを切られたそうです。
あぁ、先生!この日は外出してはいけない日だったのでは?!?!

ところで、友人の小説家、野中ともそさんが、プログに私のことを書いてくださいました。
野中さんのせつないけれど、読んだ後で気持ちが温かくなる物語は私も大ファンです。
抜群におもしろいプログもお勧めですし、小説のほうも皆さん、一度手にとって読んでみ
てくださいね!
http://tomoson.blog34.fc2.com/blog-date-20120705.html

9月も10月も、引き続き演奏の予定が沢山入っています。
どうぞみなさん、立ち寄って下さいね!

=福森道華=

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2012年8月ニューヨーク便り

NY、今年は猛暑です。夕立も多く、湿気り度も日本並み!
お肌には良いのですが、暑くてたまりません!
かつて、NYの夏はからっとした乾燥した空気が特徴で、
日陰がヒンヤリ涼しく気持ちよかったものでしたが。。

皆さん、お元気ですか。
いよいよ日本帰国ツアーが近つ”いてまいりました。
なんと今回は10日間と短い期間なのに加え、飛行機の時間の前後の予定が超ハード。
出発前日はクレオパトラ・ニードルスでのジャムセッションホスト&演奏が午後9時から
午前1時まで。 つまり、出発日13日の午前1時までの演奏なのですが、同じ日の朝9時半にNY国内線の飛行機に NYラ・ガーディア空港から乗りいったんシカゴを経由して成田に向かう
予定になっています。。。。
果たして、家を出発するまでに寝る時間があるのでしょうか。。。
スーツケースの荷作り、出来具合し第?!。。。

そして、NYへの帰国日は24日なのですが、なんと羽田空港午前6時30分発。
その前日23日、水道橋、東京倶楽部でツアー最後のライブがあり
(皆さん、是非是非聴きに来て下さいね!)
11時頃終了予定。
そのまま、羽田空港に最終電車で間に合うように、向かうつもりです。
多分出発3時間前、午前3時30分位に、出国準備が始まると思われ。。。。。
。。。果たして、仮眠する時間があるのでしょうか。。。。
これは、機内爆睡を狙うしかありません、ね。。
そして、同じく24日の午前中にNY、JFK空港に到着するのですが、その日の午後、学校で
ジャズアンサンブルクラスを教える予定です。。。。。
果たして、無事に学校にたどり着けるのでしょうか。。。いえ、きっと大丈夫!!
去年、ハリケーンや台風に見舞われ、交通網がストップ続きでヒヤリとしましたが、
今年は飛行機の前後以外、日本国内では余裕があるスケジュールなので大丈夫!
飛行機にだけは乗り遅れないよう注意いたします!

そんなこんなで、今回のツアーに備え、ビレッジヴァンガードでバリーハリス(p)
トリオを聴きにいっては、その音の美しさとスィング感にうなり。。
師匠、スティーブ・キューンのバードランド5日間公演。。今回は自分の演奏と3日間も重なってしまい(こんな時に限って!)2日間しか参加できませんでしたが、一字一句ならぬ一音見逃さぬように、かなり集中して(傍からみたら、かなり怖い人だったかも。。)
師匠の繊細でダイナミック、そしてスィンギーな音を堪能してまいりました。
果たして、気持ちの上では日本帰国ツアー準備万端でございます!

西日本、近畿、東海の皆様どうぞ8月19日の三重県名張市、おきつもジャズフェスティバルにお越し下さい!!
東日本、関東近郊、東京にお住まいの皆様、どうぞ8月23日の東京倶楽部に来てください。
どちらとも、カルテットでNYの今の音をお届け致します!
沢山の皆さんに日本でお会いできますことを、心より楽しみにしています!!

=福森道華=

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2012年7月ニューヨーク便り

NYは連日35度近い気温で、猛暑が続いています。
でも、この暑さの為、薄着で出掛けてしまうと室内は超強力な冷房の為、冷凍庫状態の場所。。
バスや地下鉄内も例外ではありません。。が多く、カーディガン2枚とストールは常に手放
せません。
もう少し考えてくれたらいいのにと思いますが、どうもこちらの方々は基礎体温が高いらしく
逆にこれぐらいじゃないと駄目なんだそうです。

皆さんお元気ですか。
7月5日、JAZZ at KITANOのライブ、無事に終了致しました。
沢山の皆さんにお越しくださいましてどうもありがとうございました。
1回目のステージはなんと満員お礼で、入りきれなかった方には入場を2回目にお願いするぐらいの勢いで、御蔭さまで、会場は沢山の方々の熱気に包まれました。
本当にどうもありがとうございます!!

演奏の方は。。。一応、持てる力を最大限引き出す努力は出来たと思います。
Billy Drummond氏の強力にスィングするドラムに、そして彼の幅広い音楽性に助けられ
Aidan O'Donnell氏の的確なベースラインと歌うようなベースソロに支えられ触発され
いつも以上にアイデアがどんどん湧き出てきて、夢のような弾き心地でした。

しかしながら、このキタノのライブを迎えるために、自ら申し出てキューン先生の特訓を敢行。
今回、ドラマーが先生のレギュラードラマー、ビリーだということで先生もいつになく。。
いえ、いつも以上に厳しい!
(どうも、お二人は”一体MICHIKAは大丈夫なのか”と電話で相談した形跡あり(汗))
そして、お決まりの本番直前の超きびし~いお言葉、ご指導。。
今回は本当にへこみました。が、”師弟愛のムチ”だと感謝することにして、前向きに邁進。。。

そして、本番当日は先生も駆けつけて下さり、“温かく”見守って(?!)下さったのでした。
後日のレッスンで、おずおずと先生に批評をお尋ね申したところ、最初は”It was good"と、
一応笑顔でご返答承り。
もうひとつ、つっこんで、”当日演奏について批評を頂きたいんですが。。”と
申し出たところ。。。。
あぁ、訊くんじゃなかった!
”では、言わしてもらうが”と、でるわ、でるわ、でるわ。。
あちゃ~~、本物の道は険しく遠いのでありました。
今回の経験を糧に、更に上なる音楽を目指し、深い自分自身の音、音楽が創り出せるよう、
がんばって行きたいと思います。

さて、心優しいビリーは、今回の演奏終了後、”MICHIKA,また一緒に演奏しようね”と何回も
言ってくれました。
そして、”MICHIKA, JAPANツアーも一緒にいかなきゃね”と。。。
非常にありがたいお言葉、ありがとうございます、ビリー。
しかしながら、NYローカルミュージシャンの身の私。
このビリーとの夢のJAPANツアー、近い将来実現させる為には一体どうしたら。。
えぇい、皆さん。この場をお借りして、スポンサーを大募集させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします!

そして、2012年、今年のJAPANツアーの内容がほぼ決まりました。
今回は、8月19日地元三重県名張市での”おきつもジャズフェスティバル”に出演いたします。
沢山の地元の皆さん、そして近畿東海地方の皆さんに聴きに来ていただけましたら光栄です。
NYに渡って12年、ここで学び研鑽をつんできたNYサウンドを皆さんに是非聴いて頂けまし
たら嬉しいです。
この日に出演されるバンドの皆さんと一緒に、大いにこの”おきつもジャズフェスティバル”を
盛り上げて、来て頂いた皆様全員にジャズに親しんで楽しんでいただけるようなコンサートにしたいと思っています。
また、東京では最終日、8月23日(木)には東京倶楽部でリーダーバンドで演奏いたします。
こちらも東京、そして関東方面の皆様に来ていただけましたら光栄です。
応援どうぞ、どうぞ、よろしくお願いいたします!!
沢山の皆様に今年も、三重で東京でお会いできますこと、楽しみにしています!!

=福森道華=

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2012年6月ニューヨーク便り

今年のNYの5月は真夏日。。
肌寒い雨続きの日を繰り返してようやく夏を迎えようとしています。
皆さん、お元気ですか。
今月は再会、出会いが続き、NYらしい1ヶ月となりました。

NYらしいというのは、都会にはありがちなのでしょうが、とにかく人が密集していて、
色んな人に日々出会います。
あまりに出会いすぎて、すれ違ってしまうだけで終わってしまう人がほとんどです。
私の性格。。以外にわりと保守的。。からしても、やっぽどの必然性に駆られない限り、
自分の日常のルーティンから出ようと試みることは余りなかったし、ここ数年はそれでも
努力して、ミュージシャンとしての輪を広げるべく、なるべく外に出る努力はしていたの
ですが、人の輪が急激に広がったりすることはなかったように思います。

お互い必要性や共通項を見出せないと、あいさつして、カード(名刺)の交換など
一通りの儀式(?!)を済ませるとそれで終わってしまってたことがほとんどだったからです。
しかし意識して行動している時は、こんな形で出会い=すれ違いばかりだったりするのに、
思わぬところで、意外な出会いや機会が振って沸いてくることがよくNY ではあります。
それこそ、予期せぬ方向から棚からボタモチとも、いうのでしょうか。

まず、今月は意図しないところで、偶然ですが、今後一緒に演奏していきたいという
ミュージシャンに出会いました。
そういうミュージシャンとは1音出しただけで、ビビッとくるものがあります。
表面的ではなく、深いところで音の交流をすることができるのです。
NYにジャスミュージシャン多しといえど、”これだ!”と思えるミュージシャンにそうそう
巡りあえることはないので、この偶然の棚ボタに感謝です!
また、10数年ぶりに、昔の生徒さんと再会できました。彼のレッスンは、確かNYに移住する
直前までだったのですが、 なんと、あどけない高校生だった彼は、立派なミュージシャンに
成長して会いにきてくれました。演奏を聴きながら、感慨に耽ることしばし。細々ながら、演奏を続け、発信し続けていると、こんな嬉しい再会もありえるんだ!と。

そして、これまた棚ボタ的に、いえ、ずっと待ち臨んではいたのですが、なかなかタイミングがあわず、遂に!!。。。Billy Drummond氏とのライブ演奏が決定しました。
ビリーとは1枚目の私のアルバムで共演しています。。。と、いうのも師匠、Steve Kuhnの
計らいで師匠のレギュラードラマーのビリーにお願い出来たわけですが。
それ以来、数年にわたり、優しいビリーは会うたびに”ミチカ、今度は一緒にどこかで演奏しよう!”と言い続けてくれていました。

今回、7月5日、リニューアルオープンしたJazz at KITANO(キタノホテル)で演奏する
運びとなりました。
あの、レコーディングの時の感激興奮は未だに忘れられません。
まるで、自分が2段も3段も急にステージが上がった感覚で、強力にスィングするビリーの
ドラムに支えられて演奏できたこと、本当に”夢心地”そのもののレコーディングでした。
あれから、数年を経て、少しは揉まれて自分の音がNYの音になって”マシ”になったことを願い
つつ、ビリーと、私のレギュラーベーシストで深く信頼しているAidan O'Donnell氏との
トリオ演奏、今からとても楽しみです。
まさにDream came true!! NYmoment came true!!!
NYにお住まいの皆さん、お越しの皆さん、どうぞこの日の演奏、聴きに来てくださいね!!
一段と深まり濃くなった、ハッピーサウンド、お届けできること間違いなしです!!!

=福森道華=

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2012年5月ニューヨーク便り

比較的暖かかった4月のNYですが、ここへきてまたまた冬に逆戻り。
只今アパートではヒーターが効いてます。
一度しまいこんだ冬のコートもまた引っ張り出して着てます。
でもそうかと思えば、ある日突然28度!春を飛び越して夏の気温にもなったりするので、
体がついていくのが大変!
みなさん、お元気ですか。ブーツとサンダルが一緒に並ぶ季節のNYからの便りです。

先日、FB'を通して悲しい知らせがありました。
東京在住のブラジリアンピアニスト、パウロ・ゴメスさんが亡くなったというコメントでした。
まだ、東京に住んでいた頃、NYで3ヶ月本物のブラジリアンミュージックに触れ、興奮して帰ってきたばかりの頃、偶然にもパウリーニョ(パウロのニックネーム)のピアノを聴いて大興奮。
毎週、確か土曜日の深夜、青山の(何故か)メキシコ料理やさんでパウリーニョがソロで演奏していたので友人達とそれはそれは何度も、パウリーニョのご機嫌なブラジリアンピアノを聴く為に通いました。
この頃はパウリーニョが作り出す、強力なリズムと、12のキー自由自在に弾きこなす実力、
そして人懐こい彼の人柄そのものの音楽性に魅了され、ますますブラジリアンミュージックに
ハマッていった、今思えば、現在の私が“在る”為の土台の時期でした。

時にはNYから、ブラジルからツアーで滞在中のミュージシャン達が集まって大セッションに
なって、本当に楽しかった!!
日本を離れてからは、たまに日本の友人達や日本を訪れたブラジリアンミュージシャンから
彼の日本での活躍をきいていたのだけれど、去年あたりに闘病中だという知らせを聞き、
けれども無事に復帰してまた元気に演奏しているよとも聞いていたので突然の知らせに
本当にショックを受けました。

11年前、確かNYに来て1年くらい経った頃、恩師のコルゲン(鈴木コルゲン宏昌)先生が
亡くなったという知らせを受けたときは、ショックで頭が真っ白になりました。
最後に先生に会ったのは、渡米直前の挨拶に、先生が演奏していたライブハウスに行った時。
ジャズを最初に最初から教えてもらった先生なので、数々の色々な事が思い出され、そればかりで涙もしばらく出ませんでした。
唯、最後にたどり着いたことは、私に出来ることは、先生に教えてもらった”福森、音楽はな、
パッションなんだよ、パッション。”という言葉と共に前進すること。
道を全うすることだと思い、ここまできました。
そして、パウリーニョからはブラジリアン音楽の楽しさを教えてもらい、偶然にもここ最近またブラジリアン音楽を演奏する機会を頂いてます。
なかなか上達できていないので、へこたれ、くじけ気味だった気持ちに拍車がかかりました。
せっかく恵まれたチャンスを無駄にしてはいけない。
ここアメリカは、2兎追えるものは両方追え!の国。
ジャズもブラジリアンも両方、自分の音楽として深めていこうと決めました。

おかげさまで、ジャムセッションも2ヶ月めを無事に向かえ、順調です。
様々なミュージシャンが訪れ、色んな曲を演奏していきます。
知らない曲もよく”コール”されるので、次回までにそれらの曲を復習、研究するために、
現在ジャズでも、てんてこ舞い状態。
自分では曲はかなり知っているつもりでしたが、ここはNY.皆さんかなり手ごわい曲を
当たり前に”コール”します。
特にジャムセッション専用曲、流行り曲は私の未知なジャンルだということに、今更ながら
気がつきました。
日々、学び、気付き、そして学び。
そして出会いと別れ。

多くの方々に導かれ、色んなことに気付くことが出来て、今日まで来ました。
その出会いに感謝して、音楽の喜びを伝えていきたいと思います。
そして、パウリーニョ、コルゲン先生、どうもありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

=福森道華=

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2012年4月ニューヨーク便り

花が満開のNY。しかし、ここ最近は花冷えで夜はとても寒いのですが
反面、街中の開花した花は長持ちして、目を楽しませてくれています。
あぁ、これで花粉さえ飛んでいなければ。。
皆さん、お元気ですか。
NYからの定期便です。

ここのところ信じられないくらい演奏の場を頂いております。
先週6日間、今週来週4日間。
このNYでこんなに演奏できる日がくるなんて。
本当に信じられないくらい嬉く、頬をつねりながら、ひしひしと
喜びをかみしめています。
しかしながら、1回1回が真剣勝負なので、演奏した日は家に帰り着いた時には
ヘロヘロ状態。なのに、もっともっと演奏したいという要求と願望は大きくなるばかりで、
まさに中毒状態です。

そして、勉強しなければならないこと、研究しなければならないことは、演奏すればするほど、目の前に山積み。
本質を深く知り、自分を表現していくには常にこれでいいのかと、疑問を持ち、追求し続けなければなりません。
あぁ、遠き道のりですが、一歩一歩踏み出すしかありません。

ありがたいことに、ジャズに加え、
また最近ブラジリアンミュージック方面も演奏する機会を頂いております。
私にとっては、どの曲も新曲。。しかし、仕事現場ではやるっきゃないということで、
目下来る日も来る日も大特訓です。
移動中の地下鉄では前回演奏した曲やグルーヴを必死に覚え、学校の仕事の10分の休憩時間
も練習にあて、取り敢えずやれることはやってみる。
久しぶりのブラジリアンミュージシャン達との共演は新鮮で楽しい!
しかしながら、同時に自分のグルーヴに乗り切れていない部分やついていけていない現実が
みえてしまって 、落ち込むこともしばしば。。

そして、常に緊張の連続です。。
一方、自分のリーダーライブの日は頭の中味をジャズに切り替えて、バンドを仕切って
スウィングに全力投球。
今のところ、無我夢中、振り子状態ですが、少し慣れて来た頃には、うまく切り替えが出来る
ようになり、どちらの音楽にも相乗効果で良い深みが更にでるようにしていきたいと思ってい
ます。なにしろ、ジャズもそしてブラジリアンミュージックも私にとっては、切り離せない、
表現したい音楽で、この2つが高いレヴェルで演奏されているNYで、その機会まで恵まれて、
これはもうやるっきゃない!200%です。
ここでも、私の中の貪欲さ、もっともっと演奏したい!!
気持ちが止めようもなく湧きあがってきています。
こんな機会に恵まれ、ほんとうにありがたく、心から感謝です。
更に1回演奏する毎に、成長し続けられたら。。。最高です。がんばるぞ!

また、やるっきゃないの第2弾が3月半ばから始まった、クレオパトラズニードルでの
毎週日曜夜のジャムセッション。
ありがたいことに、沢山のミュージシャンに来ていただき盛況です。
最初はどういうふうに、事を進めていけばいいか、平等に来て頂いた皆さんに演奏に
参加してもらい、さらにクオリティを高く保つにはどうすればいいか、心配でしたが、
皆さんの御蔭でなんとか形になってきました。
どうも、わたしの”番長(しきりや)体質”がこのセッションリーダーに向いているようだとの
お声も頂いています(複雑)。これも、機会を頂いた以上、200%でがんばりたいと思います。
新年度を迎え、こんなに新しく、また沢山の演奏の機会を頂き、ますます張り切る所存です!
皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
是非NYで、これらの演奏現場に立ち寄ってくださいね!

=福森道華=

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2012年3月ニューヨーク便り

皆さん、お元気ですか。
NYは非常に暖かい冬を迎えています。し、しかしまだまだ油断はできません。
夜は氷点下になることもしばしば。。しかも、花粉の大群が到着し始めたようです。
冬と春がミックスされつつも、日差しがすこしずつ暖かくなりつつあるNYからの便りです。

NYジャズクラブの2部制。。。去年この話題を2回にわたって引っ張っていつも出演させて
頂いているお店、アルトゥーロスやガレージについてお話致しましたが、
今回はまたまた引っ張って3回目のこの話題、またまたお世話になっております、
アッパーウエストの名店、クレオパトラズ・ニードルです。

こちらクレオでは、月曜日、火曜日はホストバンド演奏の後、
そのままジャムセッションになります。
時間が他のジャズのお店のジャムセッションが深夜から始まるのに比べ
この月、火曜日だけは、9時くらいからセッションが始まるので深夜にはなかなか出て
行く気にはなれない、女性ミュージシャンや観光で滞在中のミュージシャンにはお勧めの
スポットでもあります。

水曜日はなんとオープンマイクといいまして、ヴォーカル専門のジャムセッション日。
私も何回か立ち寄ったことがあります。。。と、いうのはもちろん歌うためではありません!
(ちなみに歌うことは周りの親しいミュージシャンや親友達から、固く禁じられています。。。
うぅぅ、なぜ?!・・・本人は歌ってみたい気もしているのに(笑)!!)
この日のピアニストは歌伴の”達人”の方々だからです。。
信じられないくらい曲を知っていて、しかも12のキー自由自在。
そして、痒い所、痛い所すべてに手が届くような、熟練した歌伴奏の技術。
聞くところによると、これらのピアニストはやはり有名どころのシンガー達とツアーを
していたそうです。
なるほど納得!さすがNY!! 勉強させて頂いています。

木、金、土曜日は2部制になっており、1部はトリオ、またカルテットの演奏。。
私ももう、出演5年目を迎えました。いつも皆さんの応援、ありがとうございます。。
そして、その後2部は、深夜のジャムセッションです。
不夜城のNY。真夜中を過ぎても、ミュージシャンの列は途切れることはありません。

日曜日の1部は夕方から、人気のオープンマイク。
日曜日のこれにはお邪魔したことはありませんが、
なんでもNYのシンガー人口はものすごい数のようで
毎回長い順番待ちの列ができるそうです。
そして、日曜日の2部はジャムセッション!
こちらにもたくさんのミュージシャンが集まって人気を博している様子です。

ところで、この日曜日の2部ジャムセッション
3月18日から私のバンドがホストを引き受けることになりました!
9時から10時までは私のピアノトリオの演奏。
そして引き続き10時から深夜1時まではジャムセッションになります。

何度か臨時でこちら、クレオではセッションリーダーを務めましたが今回はレギュラーとして、毎週日曜日になりました。私自身なかなかジャムセッションに出かけていく機会が今まで少なかったので (そういえば、仲の良い友人ピアニスト、マークに
“Michika, nobody knows you! You should hang out and go to the session more!!”と
言われていたのでした(汗))
たくさんのミュージシャンの皆さんに、この機会に出会うことができたらいいなと、期待に胸を膨らませています。
もちろん、セッションとはいえ音楽の質は高いものを目指したいと思っています。
かつ、参加してくれた皆さんに笑顔で演奏してもらえるよう、楽しい場にもしていきたいと思っています。

どうぞ、NYにお越しの皆さん、お住まいの皆さん
日曜日夜はクレオパトラズ・ニードルに是非是非立ち寄ってくださいね。
お待ちしています!!

=福森道華=

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2012年2月ニューヨーク便り

NYは先日15度を記録し、まるで春のような陽気でした。
しかしながらまだまだ油断できません。
いつ寒波が来るか、大雪が来るか。。。。
今日も早速夜は零度以下です。
皆さんお元気ですか。
春が近いようで遠い、NYからの便りです。

NYモーメント。
NYならではの出来事を人はこう呼びます。
先日、NYのジャズ界隈で、まさにこの”NYモーメント”を体験しました。
その場に居合わせた幸せをリポートしたいと思います。

その日はジャズピアニストの巨人の一人、バリーハリス氏のピアノトリオを
かの有名なジャズの聖地、ヴィレッジヴァンガードに聴きに行きました。
最終日の日曜日は、お客さんの入り次第で、ファーストセットから聴いていたお客さんは、
セカンドセットをドリンク1杯のみで続けて聴けたりするチャンスがあるので、その日は
私もファーストセットから出掛けました。

6日連続の出演にもかかわらず、82歳のバリーは超元気。
”今日は6時間も昼間練習したよ”と、どこまでも超現役です。
ファーストセットをバリーは気持ちよく”飛ばし”、それはすばらしい演奏だったので、
もう1セット聴きたいなと、思っていたら、”セカンドセットも居残ってよし”のアナウンスが。

早速、ラッキー!と、指が見えやすい席に移動すると、となりに私のような移動組みの
お客さんが座り、”君、今日のビッグニュース、知ってる?!”と。
“なんですか”と聞き返すと、”後ろを見てごらん、トニーベネットが来てるよ!”
わおっ、初めてトニーベネット氏を間近でみました。ご、後光が輝いて、まぶしい‘‘!!。
あまり、まじまじ見るのも失礼なので、セカンドセットは音楽にまたまた集中。

このセットはなんと長引いて1時間半近くバリーが演奏して、そろそろ終わりかなと思いか
けたとき、バリーが、トニーにまつわる話をし始め、隣の人が”ひょっとしたら、ひょっと
するかもね”と、いっているうちにトニーが立ち上がって、大歓声とともにステージへ。

そして、バリーハリストリオとジョージガーシュウィンの美しい名曲、“Embraceble you"を歌ってくれました。まさに、NYモーメント。その場に居合わせた誰もがため息をついて、この場に立ち会ったことの喜びと幸せをかみしめたのでした。

さて、トニーベネット氏は85歳なんだそうです。(なんと、バリーよりも年上!)
コネチカットのレストランで演奏していたとき、トニーのヴォイストレーナーがその店の
常連らしく、バーテンダーがこんな話をしてくれました。。
なんと、トニーはこのお年でも、いえこの御年だからこそか、毎日欠かさず、このヴォイ
ストレーナーからレッスンを受けているそうです。
毎日なのです、毎日。
バリーのライブ演奏当日の6時間練習もすごいことならば、トニーの毎日のヴォイストレーニング。ジャズ界の第一線をいまだに現役で活躍している先輩方の日常のあり方に改めて感動するとともに、自らの至らなさも反省。
まだまだまだまだ、いろんな意味で足りていないと。

NYに居ることのできる喜びとともに、NYでミュージシャンとして生き残っていく厳しさも同時
に学びました。よし、今年も良い音楽をたくさん浴びるほど聴いて、もっともっとジャズを音楽を深められるよう、がんばるぞ!!

2月、3月もありがたいことにたくさん演奏の場を頂きました。
それぞれ出演させていただいているお店で”毎回楽しみにしているよ”と
声を掛けて頂くことが多くなりました。
本当にありがたいことです。
ますますパワーアップした音楽を聴いていただけますよう、
心をこめて毎回ベストを尽くしたいと思っております。
機会がありましたら、是非聴きに来てくださいね。

=福森道華=

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2012年1月ニューヨーク便り

皆さん、あけましておめでとうございます。
NYはびっくりするほどの暖冬でしたが、年が明けてすぐ、
いきなり零下10度の真冬日があったりと、アップエンドダウンを繰り返しています。
昨年は世界中でいろんな事件、事象が起こり、日本でも3月11日の震災と、心が重く、
考えさせられることがたくさん重なりました。

新しい年を迎え、どうぞ全てのあらゆる面で良い方向に、明るい方向に向かっていけるよう、
心から願ってやみません。
私もその中の小さな力となりうるよう、頑張って参りたいと思います。

年末年始。。こちらでは11月23日の感謝祭から1月1日までをホリデーシーズンと呼び、街は
イルミネーションの光に溢れて、特にNYでは世界中から観光客が訪れ、真冬ながらにぎやかな
シーズンになります。
それに呼応するように、ミュージシャンの私達も忙しいシーズンを迎えるわけですが、今年は
ありがたいことに、特にクリスマスのあたりから年を越しても、ずっと毎日どこかしらで演奏をして忙しく過しています。
そしてこのシーズンながらの曲がたくさんありまして、東京時代に現場で先輩ミュージシャンの方々と一緒に演奏したことで色んな曲を覚えましたので、その曲たちが大活躍しました。

大体、メジャー(長調)で明るい曲、しかもどれも良く似ている!これらの曲ですが、自分なりに吟味して、アレンジして、その曲たちがお客様に喜ばれた時共に幸せな空気を共有できた時、"素敵な音楽をありがとう!”と声を掛けられたとき、ミュージシャンになって良かったと、
しみじみ喜びをかみしめました。

ホリーデーシーズンのこれらの曲を、退屈に感じるミュージシャンも多いようですが、私の場合、究極のハッピーサウンド好きが高じて、一年中でも弾いていたい位の勢いです。。。
さすがに、新しい年を迎えて以降、演奏しては場違いな曲は来年まで置いておくとして、今でも”Let it snow!!" , "Baby, It's cold outside"などは冬の楽曲として、大活躍中です。

そういえば、季節の曲を取り入れるのが好きな私。
これらの曲は、春には”Skylark", 秋には"'Tis Autumun"を演奏した東京時代の城英輔さんの
バンドで仕込んでもらった曲ばかりだなと、懐かしく思い返しています。
ジャズを始めたばかりに覚えた曲は、今でも弾くたびに郷愁を誘い、しかも未だ鮮明です。

あの頃は、歌詞の意味さえチンプンカン(汗)で、唯譜面を追うだけで精一杯でしたが年月を
得て、幸運なことにNYに住んで多少なりとも英語に囲まれていることもあり、なんとか歌詞の
意味も、その後ろにある文化背景も、周りの偉大なミュージシャンに説明を受けながら自分な
りに考えたり調べたりして、1曲1曲を深めることが出来ている。。。と、思いたいです。

しかしながら、現実は厳しく、春の曲を準備しているのに、皆さんの前でお披露目することが
出来る程度仕上がった頃は、もういわし雲。。なんてことも多々あり、なかなか自分の技量、
理解力が追いついていかない現実ももどかしいのですが。。。
しかしながら、こうやって季節の曲や、大好きな古き良き時代のミュージカルの曲を取り入れ
るレパートリーが私の音楽のスタイルとなってきています。

あっ、それに忘れてはならない、ブラジル音楽も!
結果すべてハッピーサウンド系に繋がり、聴いてくださる皆さんも巻き込んで幸せな気分になって頂けたら。。そんな思いで今年も音楽に取り組んで参りたいと思っています。

1,2,3月いつもお世話になっているレギュラープレイスでたくさんの演奏する予定になっています。ジャスの本場NYで、演奏し続けられることに感謝して1回毎の演奏、今年も全力投球です!

皆様にとりまして、健康で実りの多い素晴らしい1年になりますことお祈り申し上げますと共に、
今年もこのHP共々、どうぞよろしくお願い致します。

=福森道華=

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