福森道華 Michika Fukumori Jazz ピアニスト ニューヨーク

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現在のニューヨーク便り

福森道華 Michika Fukumori Jazz ピアニスト ニューヨーク便り

2009年12月ニューヨーク便り

年々、12月のスピード感が早まっているような感じがしています。
気がつけば、今年もあっという間に通り過ぎていきました。
2009年は皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか。
私にとっては、とても充実した実りの多い1年でした。
特に、自分の音楽、ピアノトリオに対して真剣に取り組めたことが1番大きな収穫に
なりました。

また、幸せなことにそのトリオでたくさんの演奏をすることが出来ました。
私の音楽の育ての父である、城さんが、この秋に帰京した時にこんな素敵なことを
教えてくれました。
”ミチカ、あの偉大なシンガー、キャロル・スローンがこんなこといってたよ。
”ステージ(舞台)が私をここまで育ててくれました”と”今年は、いかにステージで
演奏することがミュージシャンにとって大事なことか身をもって知ることができた1年でした。

ミュージシャンである限り、1回でも多くステージ上で演奏したい、ステージを経験することで上手くなりたいと、そう切実に心から思った1年でもありました。
この競争の激しい、ジャズの本場の街、ニューヨークで演奏できること,本当にありがたいことです。これも、応援してくださる、聴きに来てくださる皆様のお陰です。
今年一年本当にどうもありがとうございました!!

これからも、さらにジャズ道、深く、長く、果てしない道のりですが休むことなく、さらに突き進んでいくつもりです。
皆様と、もっともっと音楽を通して”ハッピー”を感じて頂けるよう精進していきたいと思ってい
ます。
新しい年、2010年もどうぞよろしくお願い致します!
年明け最初のライブは、私のニューヨークのレギュラーステージ、1月7日(木)CREOPATARA'S NEEDLEです。
そして1月31日(日)はBLUE NOTEのサンデーブランチへの出演です。
どちらも最高の演奏を聴いて頂けます様、ただいま猛特訓中でありますので是非、みなさん足を運んでくださいね!

2010年が皆様にとって、素晴らしい1年になりますよう
お祈り申し上げます。

=福森道華=

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2009年11月ニューヨーク便り

= 2009年11月のニューヨーク便り =
あっという間に11月も駆け抜けて行きました。
今年のNY、今月は超暖冬。
例年、アメリカの国民的祝日"サンクスギヴィングデー"の最終木曜日は
凍る位寒いのですが、今年は調子抜けする暖かさでした。
みなさん、お元気ですか。
今回はNYの才能溢れる子供達の話です。

NYに来た当初からお世話になっているご家族のご子息H君。
今年の春頃から、私がピアノの指導に当たっています。
小さい頃から、音楽の才能に溢れていた彼ですが今回、ピアノを弾いてみたいと思った動機も
凄いのです。
H君の仲のいいお友達が、ストラヴィンスキーの"火の鳥”をピアノで弾いているのを聞いて
”これだ!”と思い”自分もこの曲を弾きたい”ということで、お母さんから依頼を受けたのが
始まり。
"火の鳥”ですよ、"火の鳥”!この曲はピアノ曲ではなく、原曲はバレエ作品の為に作られた
壮大なオーケストラ曲です。
この曲をピアノで弾いていたお友達も凄ければ、この曲を弾いてみたいとおもったH君も凄い!
さすがNY、子供達の感性にも素質にも驚かせられます。

そんな訳で、CDを聞きコンデンススコアを見ながらピアノ仕様に"火の鳥”をアレンジしての、
H君のレッスンが始まりましたが、あっという間にメロディーを習得してしまいました。
彼は、幼い頃に少しだけピアノのレッスンを受けたことはあるものの本格的に曲をピアノで習うのは確か初めてです。
でも、音の読み方を教え、指遣いを弾いて示すと乾いた大地に水が染み込んで行くように、
どんどんと彼の頭と心に入っていってあっという間に、メロディーが弾けるようになってし
まいました。
う~ん、いくらこの曲を聴いたことがあったとしても、恐るべき才能です。
しかも、この曲、ほとんどがシンコペーションで出来ていて、普通に譜面を見て考えてしまうと
うなってしまうほど、難しい曲なのであります。
そんなことも、彼にかかれば自然な流れのようで、シンコペーションだとわざわざ説明する必要もないほどです。
そんなこんなで5回目くらいで、両手で最初から最後まで弾けるようになってしまいました。

そして、現在はこれまた彼の希望で、ミュージカルの”ウェストサイド・ストーリー”から
"トゥナイト”を練習しております。
これも実は、耳障り良く,聴いている分にはさほど思わないのですが
さすが、レナード・バーンスタイン様の作曲なのです。
最初から最後まで息つく暇のない難しい、されど自然な流れのコード進行に乗って
美しい、あの有名なメロディーが流れて生きます。
コードの採譜にヒィヒィだった私に、彼が自分で採譜したアルファベットのメロディーの
譜面をくれました。
これがまた、ほとんどピタリと合っていて、またまた唸ってしました次第です。
す、凄すぎる。。
こんなH君の様子を、キャロルに話したところ、 ”第2のスティーブ・キューン誕生ね” と、
言っておりました。

そんなH君、また別のお友達と"ベートーベンの交響曲も弾いてみたいね”と、最近話している
そうです。
芸術、音楽の街ニューヨーク。
子供達のピアノを弾く話題は、ピアノ作品を弾く枠を飛び越えて、どこまでも夢が広がります。
H君はもちろん、みんな機会があれば色んなコンサートを聴きに行って感性、耳が育っているの
ですね。 彼の豊かな才能が、今後とてもとても楽しみな私です。
H君のご家族はいつも私のライブにも来てくださるのですが、彼に"道華先生、今日はスィングしていなかったです”と、言われる日も近い?!
私もが、がんばらねば!!

12月は2つ追加ライブが入りました。
"ライブスケジュール”のページご覧下さいね。
また、来年1月31日に、5年ぶり3回目のブルーノート出演が決定しました。
更に深く音楽を掘り下げて、私の音がより表現できるよう、そしてもっともっとスィングで
きるよう日々精進中です。
知れば知るほど深く、終わりのないスィング、ジャズ音楽道ですが、聴いて頂いた皆さんに
”幸せ”感じて頂ける様な音楽を表現して行きたいと思っております。
是非、ブルーノート聴きに来て下さいね!

=福森道華=

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2009年10月ニューヨーク便り

NYは、寒いー暖かいを繰り返しながら冬に向かってまっしぐらの今日この頃です。
皆さん、お元気ですか。
今回はハロウィーンのお話もひっくるめて
またまた、マイケル・ジャクソン話でございます。

NYでハロウィーンを過ごすのは9回目なのですが実は、仮装に興味もなく、アパートなので
ドアを叩いて"お菓子頂戴”という子供達が訪れる訳でもないので今までよく意識してこなかっ
たのですが、今年のハロウィーンは土曜日だったこともあり、街が異様に盛り上がっていて
ビックリ。 昼間は、スーパーマン、スパイダーマン、クレオパトラ、魔女などに仮装した
子供達が道路に溢れかえっていて、お店お店をグルグル廻って"trick or treat!"
(お菓子くれなきゃいたずらしちゃうよ)と、叫んでます。
店員さんも慣れたもので、ドラム缶のような容器にキャンディをどっさり用意して子供が訪れるたびに、スコップでドサッ、ドサッと、無表情にキャンディを子供達が持つランタン風のかごに、投げ入れていて、なんだか、”さすがアメリカ、太っ腹”と、訳のわからないところで感心して
しまいました。

夜は夜で大人の物凄い仮装。
その晩は、友人達が演奏しているダンスパーティに出かけたのですがそこまでチャレンジするかと、いや~笑わせてもらいました。
ちなみにナンバー・ワンは、男性扮する”マリリン・モンロー”。
ブロンド髪に濃い髭剃り後?と、これまた深紅のセクシーなドレスからはみ出る毛深~い背中が際立っていました。ウヒョ~。
そこで、余興で演っていたのが、マイケル・ジャクソンの"スリラー”のパロディ。
今年は特に、マイケルが亡くなった年なので、あちこちで”スリラー”、スリラー”です。

実は私も、昼間、学校でクワイアークラスの子供達と"スリラー”演ってきました。
しかしですが、マイケル音痴のこの私。
"スリラー”のサビの部分は知っていたものの、その他がわかっていなかったため四苦八苦。
こういう曲は、耳で聴くと早いのですが、楽譜から入るとシンコペーションの応酬で、もぞもぞやっているうちに待ちきれない子供達が歌い始める始末。仕舞いには引っ張っていってもらって、なんというかっこ悪さ! ベースラインでごまかしておきました。ごめんよ、みんな!

<おまけ話:どんだけ~、私はマイケルについて無知なのでしょう>
その1:”Beat it"は田原俊ちゃんの曲だと、この前まで思っていた。
だって、俊ちゃん、ダンス上手かったんですよ~!?
その2:先月の話で登場の、生徒Rちゃんに
”マイケル・ジャクソンの曲のあなたが弾きたいって言ってた"メリー・ジェーン”さぁ”と、言って
彼女を固まらせた。(もちろんRちゃんはアメリカ人なので、つのだ☆ひろさんのこの曲を知る訳もなく, 私の発音が悪いだけだと理解したようです:正解ビリー・ジーン)

ところで、先日10月22日のキタノホテルのライブには本当にたくさんの方々に来て頂きまして、どうもありがとうございました。
こうやって応援してくださる皆さんに、”聴きに来て良かった!”と思って頂けるような演奏が出来ますようこれからも益々、精進していきたいと思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

11月、12月と2009年も年末にかけて、ガレージ、クレオパトラズ・ニードルを中心に演奏する予定です。
是非皆さん、立ち寄ってくださいね!

=福森道華=

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2009年9月ニューヨーク便り

日本からNYに戻ってみると秋を通り越して、冬の気配が漂っていました。
今日の気温も、11月中旬並だそうです。
暖房(アパート備え付けのセントラルヒーティング)がまだ入っていないので
重ね着に重ね着をして、寒さをしのいでいます。。

皆さんお元気ですか。
今回の日本でのツアーでも、非常に沢山の方々にお出でいただきましてどうもありがとうございました。
皆さんのお陰で大成功、楽しく充実した2週間でした。
特に今回は、毎回編成が違う形、今日はカルテット、明日はデュオなどでの演奏が続いた為
自分にはかなりのチャレンジングなツアーでしたが、一方で、演奏力、思考力、集中力、底力など色んな意味での”力”が伸びたとも、自分なりに感じました。
このツアーで養った力を、10月NYで続くライブに続投していきたいと思います。

今回はNYに戻ってからの出来事をちょこっと語ってみたいと思います。
”ギックリ腰” それは突然やってきた。
朝、伴奏の仕事の為慌てて身支度をしていた。
化粧をしようと、椅子に座ろうと腰を屈めたところ、"メリ、メリッ”と不吉な音が腰から。と、
同時に激痛が。。
かろうじて、"仕事は休めない!”というのが
頭を咄嗟によぎったので、そのまま身支度して現場に。
しかし、歩けはしたものの、3時間同じ姿勢で座りっぱなしはつらかった。
帰宅後、倒れこむようにベッドへ。
この日は寝返りさえも打つのが大変だったが、安静第一ということで
幸い午後は仕事もなかったのでベッドの上で休息。
日本のサロンパスにお世話になって、だいぶ回復しました。
しかし、ギックリ腰になった瞬間のあの音。
ほんとに凄い音がして、痛いながらも何故か笑いがこみ上げてとまりませんでした。
よく考えてみたら、日本滞在中から、くしゃみをするたび、腰に響いて
その前兆が現れていたのでした。
疲れは弱いところにでるのですね。
これからは事前対策、気をつけます。

追伸:このせいで、楽しみにしていた師匠の"コルトレーン誕生日シリーズ”@BIRDLAND
連日(4日間)出席するつもりが、中2日間、欠席してしまいました。
キューン先生に、後日"2日しか、聞けなくて残念でした”と、話したところ
”それぐらいが丁度良いだろう”と、言われました。
えっ、先生、それは一体どういう意味でしょう??

”嬉し涙”
夏休みを挟んで、久しぶりに生徒達とも再会。
中でも、小学生位の生徒達は本当になついてきてくれてかわいい!
その中のひとりの、Rちゃんは半年くらいの付き合いで、
ピアノが弾くのが楽しくてたまらないというかわいい4年生。
私の生徒なので自由に好きな曲を弾かせてあげたいのだが、
一応学校の方向性というものもあり、その両方のバランスをとりながら
伸ばしてあげたいと常々思っている。
彼女は素晴らしい才能を持っていて、一度聴いたり、習ったりした曲は
自分なりにアレンジして次の週には、私が教えたアレンジよりより良くなって
仕上がっていて、驚かされることもしばしば。
いつもレッスンの終わりには"ミス・ミチカ、なにか弾いて、弾いて”と頼まれて
Rちゃんのリクエストに答えて、いろいろ弾いていたのだが、
結果、夏休み明けのレッスンでは、彼女は
"BLUES","LOVING YOU". など
自分が仕上げた曲を聞かせてくれて、また驚かせてくれた。
そんな彼女が今、夢中で携帯電話に写真と音楽まで入れているのがマイケル・ジャクソン。
いろいろ、あの曲知ってる、この曲知ってると聞かせてくれた上、ピアノでもマイケルの曲を
弾きたいと熱望。
”もちろん、いいわよ。でも基礎の練習曲もやっていこうね”
と約束して、彼女の希望曲”BILLY JEAN"弾いてみせたところ、"ミス・ミチカ、来年も
その次の年も私のピアノの先生でいてくれる?”と、Rちゃん。
”もちろん、ずっーと、ずっーとあなたの先生でいるよ”と、答えました。

そんなこんなでまたまたNYでの生活がいつも通り始まりました。
そして、10月には、リーダーライブが続きます。
特に今回は1年ぶりのキタノホテルでのライブが 10月22日にあります。
レギュラーメンバーの田井中福司氏(D)、クロヴィス・ニコラス氏(B)を迎え
スィンギーで暖かいピアノトリオサウンドをお送りする予定ですので
NYにお住まいの方、立ち寄る予定のある方、
どうか皆さん立ち寄って下さいね。

=福森道華=

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2009年8月ニューヨーク便り

NYは中旬を過ぎてからようやく暑くなり、
おっ、夏やっとが来た!と思ったのもつかの間、
もう秋の涼しさが忍び寄っています。
皆さんお元気ですか。
帰国直前のNYからの便りです。

7月下旬から8月にかけては、また聴きたいライブが目白押しで
今回もあちこちまめに、聴きに行きました。
そのライブとは。。
1)CEDER WALTON(P) TRIO @ DIZZY'S CLUB
大好きなピアニストの一人、シダー・ウォルトン。
彼がトリオで演奏する時は必ず聴きに行くようにしているのですが
此処最近は体の調子が悪そうで心配でした。
でも今回は大復活の明るく弾んだスィンギーサウンドでした。
多分70代中頃のお年のはず。いつまでも元気でピアノを弾き続けてほしいです。
2)CHALELIE HADEN(B) STEVE KUHN(P) DUO @ BLUE NOTE
3)STEVE KUHN(P)TRIO +JOE LOVANO(TS)"MOSTLY COLTRANE"CD LAUNCH CONCERT
@ BIRDLAND
4)STEVE KUHN(P)TRIO@ JAZZ STANDARD
ご存知、師匠(ちなみに71歳)のライブ、3連続です。実際はトリオのライブは4日間あったのでのべ6日間通い倒して、今回は出来るだけピアノ近くの席を陣取り、"生”勉強致しました。
その後のレッスンで、”ところで君、あんなに僕の演奏毎回聴いているのに、なぜこんな演奏しかできないの?”と、真剣に問われた私。
あぁ、先生。だから習いに、学びに来てるのよ~っ!!
天才と凡才は違うのです!
そこのところ、ヨロシクお願いします。
とは、言えないよなぁ。。

ARNESTIN ANDERSON(VO) QUARTET +SPECIAL GUEST :HOUSTON PERSON(TS)
@JAZZ STANDARD
今回もジョークを飛ばしながらの、最高のステージでした。
アーネスティも80歳。いつまでも元気で歌い続けて欲しいです。

そして今週、日本に帰国前に
HANK JONES(P)TRIO @BIRDLAND
を聴きに行く予定。
大御所ピアニストはなんと91歳の現役ピアニスト。
キューン先生も”いまだ衰えることなく、輝いている、最高にスィングする素晴らしいピアニスト”を 今回もバードランドに聴きに行くと言ってました。
私には日の打ち所ない、教科書のようなプレイ、拝みたくなる存在です。

それにしてもこの70歳以上現役ジャズミュージシャン達のエネルギー、そしてスィング力は本当に素晴らしく、 音が深いところから響き、そして輝いて昇華しています。
彼らの演奏を聴き続けたい、そして伝承したいが為にNYに住み続けている様な気がします。
どうかいつまでも長生きして、ジャズミュージックの楽しさ、素晴らしさを伝え続けて欲しいと、願ってやみません。

ところで、いよい日本ツアーです。
9月2日(火)、東京倶楽部からスタートします。
どうぞ皆さん、お近くのライブハウスがありましたら是非聴きに来て下さいね。

そして、そして。
NYに戻ってからの10月には、なんと私のリーダートリオでのライブが4回あります!
特に 10月22日(木)の1年振りのキタノホテルでのライブはレギュラーメンバーでの出演が決まっており超お勧めです。是非是非、お越し下さいね。
それでは、たくさんの方々に日本でお会いできるのを楽しみにしています!!

=福森道華=

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2009年7月ニューヨーク便り

NYは毎日のように激しく夕立が続いています。
あいかわらず気温はさほど上がらず、このまま秋に突入しそうな気配です。
皆さんお元気ですか。
うっかり窓を開けて寝たら、風邪をひいてしまい大後悔です。。
今回は今年亡くなった偉大なミュージシャンへ追悼の意を込めてあれこれと
書きとめたいと思います。

6月の中旬、恒例で城さん御一行がNYを訪れました。
その訪問中、偶然にも城さんが大ファンで敬愛していた
ブロッサム・ディアリーのメモリアル・サーヴィスが行われることがわかりました。
(ブロッサムは今年の冬にひっそり亡くなりました。
多くのミュージシャンが彼女のユニークな音楽スタイルを賞賛おり、唯一無二の存在が逝ってしまったことをとても惜しんでいます。)
大抵の場合、NYではジャズ・ミュージシャンが亡くなった何ヶ月か後に一般にも公開して、
ミッドタウンにあるセント・ピーターズ教会でメモリアル・サーヴィスが行われます。
そこではゆかりのミュージシャン達が演奏を捧げ、亡き人に想いを馳せます。
しかし、今回はブロッサムの親族のご希望により、一般には非公開で招待制の極々小さな会になるということ。
そのサーヴィスに招待されたキャロル(ジャスヴォーカリスト、ブロッサムとは特にイヴァン・リンスの大ファンつながりとしても仲がよかった)から私に”もしかしたら、パパジョー(城さんのNYでの愛称)も、参列できるかもしれないんだけど、どうかしら”と、連絡がありました。

城さんに聞いてみると"もし可能ならば、是非。”
ということで、キャロルに加えてボブ・ドロゥ氏まで(ジャズ・シンガー&作曲家、ブロッサムとのデュエットも有名)尽力してくださって城さんが参列できることになりました。
式後、城さんからも電話をもらいましたがブロッサムと親交のあった極親しいミュージシャン達が集い、歌い、語り、演奏して彼女を追悼し、また彼女の在りし日のスライド等も上映され、
それはそれは心温まるサーヴィスだったそうです。
私もその日は彼女のCDを聴きながら、ささやかながら追悼しました。
’素晴らしい音楽をどうもありがとうございました。’

さて私の7月は恒例のミュージカルシアタークラスの夏期講習の伴奏。
今回も盛りだくさんの内容でしたが、中でも印象的だったのは
マイケルジャクソンを追悼した1曲 ’Man in the mirror’
実は、私マイケルの曲は、ヒット曲の'スリラー'さえもうろ覚えなくらいの無知さ加減。
ディレクターに"ミチカ、今回はマイケルのこの素晴らしい曲を”トリ"の曲として取り上げ
てみようと思うんだ。 いいアイディアだろ?。では、この曲4度上げてお願い。”
案の定、この有名な曲も知らなかった私。
しかも、この譜面のメロディーラインを見て ”なんじゃこりゃ!”
おそらくR&B調のバラードと思われ。

それにしても、リズムが複雑きわまりないんですけど。。しかも初見で。。キー変えて。。
コードもバッキングして。。
しかしながらこの曲を知らなかったのは私の落ち度です。
そんな訳で、しどろもどろで弾いていたら、メロディーを習っている子供達は(彼、彼女達(今回は本気でブロードウェーを目指している10代の女の子が多かったのですが)のほとんどがアフリカン・アメリカン系またはスパニッシュ系であることから)私よりも先に、ディレクターの生歌いからすぐに学んでしまって、横で体を大きく横に揺らしてスィングしながら'ミチカ、こんな感じだよ’と、教えてもらったような逆転状態。

この日の落ち込みは激しかった。トホホ。
それはともかく、この曲、弾けば弾くほど'するめ'(深い味がする)で歌詞の意味も深く、
特にサビからの盛り上がりが鳥肌物。
そして、そのサビを生徒達の声の音域からして3度キーを下げたことから考えて
マイケル・ジャクソンって、声の音域が凄く広かったのだなと、今更ながら感心しました。
普通の声の持ち主だったら、でもしかしこんな大スターにはなっていないだろうし
遅まきながら改めて、マイケルに関心を持った次第です。
そんな私ですが、ライブでは皆さんから"マイケルの曲をお願いします”と、リクエストされ
即席でしたが、ジャクソン・ファイブ時代の曲(念のため、譜面は用意していた)
”I will be there"をトリオで演奏したら、たくさんのお客様から
”ありがとう” と、声を掛けてもらいました。
遅まきながらも、マイケルの曲を知ることが出来て良かった!
アメリカのビッグスターの冥福を心から祈りたいと思います。

さてさて、8月は22日土曜日にいつものガラージで12時から4時までブランチのライブが
あります。
このレストランはアメリカ料理ですが、なかなかおいしいと日本の皆様にも上々の人気で
ブランチだと、広い店内に開放感が出てとてもリラックスできる雰囲気です。
是非、立ち寄ってくださいね。

そして、9月2日からは東京倶楽部(JR水道橋駅)のリーダーカルテットでのライブを
皮切りにいよいよ日本ツアーです。
たくさんの皆さんにお越し頂けましたら、とても嬉しいです。
どうか、みなさん立ち寄って下さいね。
宜しくお願いいたします!

=福森道華=

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2009年6月ニューヨーク便り

日中はようやく夏らしくなってきました。
でも、日が暮れるとまだまだ肌寒い気温が続いています。
過ごしやすい半面、なんだか物足りない夏のNYからの便りです。

6月前半はミュージカル三昧の日々でした。
学校で関わっている子供達のミュージカルです。
去年の9月から毎週1回、コツコツと練習を積み重ねて来た
集大成として、6月に公演がありました。

去年までは、有名ミュージカルからの抜粋曲や、ショート劇で構成されていましたが
今年はなんと、”GREACE"を丸々公演することに!
いつも以上に熱が入り厳しいレッスンが続きました。
特に公演日までの残り1週間は毎日のリハーサルでちょっとした振り付けや楽曲のアレンジの変化が毎日起こってくるので音楽担当の私も一瞬たりとも目を離せない状況に。
毎日、バンドスコア、パート譜を書き直し、ディレクターに確認しの作業。
でもさすがに本番2日前、バンドを入れてのリハーサル前日には”もう、これ以上の大きい変更は無理です!”と申し入れ。
しかし、ディレクターの感性や鋭いひらめき満載の指導のお陰で、生徒達の演技や歌がぐーんと
締まって良くなってくるので、本番直前まで音楽を含め、微調整が続きました。
驚くのは生徒達の物凄い集中力。
特に最後の1週間は、徹底的に厳しい指導を受けたのですが決して音を上げることなく、”良いのを創り上げる!”という”気”に満ち溢れていました。

そんなこんなで迎えた本番。
全員が最高の演技をし、歌唱を披露し、とても素晴らしい公演になりました。
そんな皆の成長を目の当たりにして、私もたくさんのエネルギーと元気をもらいました。

そして、その公演の翌日。
我等がディレクターのMr.ダレル氏がトニー賞授賞式のTV中継に生出演。
というのも、彼は今上演中のミュージカル"ビリー・エリオット”に出演中なのです。
彼は毎日の公演を続けながら、学校のシアタークラスのディレクターも務めと、物凄いエネルギーをもって激務をこなしています。
その姿を見て私も’もっともっと上を目指したい!’というポジティブ・パワーをもらっています。
そんなダレル氏出演の”’ビリー・エリオット”が、非常に評判が良くトニー賞も最多ノミネートと期待が高かったので私もテレビの前に張り付いて、自分のことのように興奮して見守ること2時間。。。
なんとその”ビリー・エリオット”、2009年のトニー賞を受賞しました!
主役のビリー役、3人の少年達も主演賞に最年少で輝き、私もまるで自分のことのように、ホロリときました。
この原作は”リトル・ダンサー”というイギリスの映画です。
この映画を観てエルトン・ジョンが感激し、ミュージカル化するために尽力したそうです。
ということでこのミュージカルの音楽はエルトン・ジョン担当です。

さて、ミュージカル熱も落ち着いたところでまた自分の音楽に立ち返り、ジャズに集中!です。
先日のクレオパトラ・ニードルのライブにはたくさんの方に来ていただきましてありがとうございました。
この後、7月25日、8月22日とウエスト・ヴィレッジのガラージでトリオでブランチ(12時ー4時)で演奏します。
そして、9月2日からは日本ツアーです。
今回は東京周辺を中心に何箇所か演奏予定です。
近日中にツアーの詳細を発表しますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

=福森道華=

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2009年5月ニューヨーク便り

気温は上がったり下がったり。
その上年々湿気は上がりっぱなしで、まるで日本の梅雨のような状態が続いています。
皆さん、お元気ですか。
カラッとした夏が待ちどうしい、NYからの便りです。

6月に、久しぶりのピアノソロの仕事を頂きました。
今からどんな曲を弾こうか、わくわくしながら色んな曲を選定しているのですが。。

思い起こせば7,8年前、こちらに来たばかりの頃、とあるミッドタウンイーストの隠れ家的なホテルの最上階のレストランで毎週ソロピアノを弾いていました。
もちろん、選曲もジャズのスタンダードから、そして演奏スタイルも、まぎれもなく”ジャズ”を弾いていました。
いえ、自分では弾いていたつもりなのですが。。
1セット、2セットを弾き終え、休憩の時間に、カウンターで聴いていたおしゃれな服装をした黒人のおじさまに声を掛けられました。
(おじさま)”君、ジャズを1曲弾いてくれない?”
(私)”へっ?!”
(おじさま)”ジャズを聴きたいんだけど”
(私)”あの~、今までずっと、ジャズを弾いてたんですけど”
(おじさま)”君、なんかクラシカルな曲弾いてたな~、でも僕はジャズが聴きたいんだ!”
<もう、おじさんったら、訳のわからんこというて!最初からずっとジャズ弾いてるやん!>
と、次のセットにやはり”ジャズ”の1曲を弾いたのですが、おじさまは首を傾げながら去っていったのでした。

今考えたら、顔から火が出るほど恥ずかしい話ですが、本当の話なのです。
私が弾いていた”ジャズ”だと思っていた音楽は、その黒人のおじさまにはジャズには到底聞こえなかった。 つまり、全くスィングしていなかったのですね。
あぁ、入る穴があったら入りたい、ある意味でジャズの本場NYで洗礼、裁きを受けた瞬間でありました。

そんな、全くジャズ、スィングから遠かった私の音楽ですが
その後、その教訓を基に”スィングとはなにぞや、スィングするにはどうすべきか”を求め続けてきて、ここ最近の自分のトリオでの演奏では、ビートにあわせてお客様に体を揺すって聞いて頂ける様にまでなりました。
特に、黒人のお客様は、”スィング”感に関してはとても厳しいと思うのですが、時々、体を揺らして”フン、フン”と聴いてくれていたりすると、その昔のソロピアノの件を思い出して、取りあえずここまでこれたことに感謝、感謝です。

ここまで導いてくれた、あの時のあのおじさまにいつも厳しーく指導してくれる師匠に
そして、いつもスィングとはなにぞやを、しっかり教えてくれるドラムの田井中さん
ベースの皆さん、どうもありがとうございます。
まだまだスィング王道の道のりは果てしなく遠く長いですが
これからもシツコク求め続けたいと思っております!

そんな訳で、6月のソロピアノもひとりスィング出来るようがんばります!
また、7月には9日、クレオパトラズ・ニードルズ、25日(ブランチ)ガラージでトリオの
ライブの予定です!

聴きに来て下さる皆さんのおかげでこれまた成長させていただいています。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします!!

=福森道華=

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2009年4月ニューヨーク便り

NYではこの週末、4月の気温の最高記録を更新しました。
突如、夏がやって来たのです。
この日曜日はニュージャージーに行って来たのですが
あまりの直射日光の熱さにクラクラして、眩暈がしました。
ところが、その3日後のの水曜日、なんと夜は5度近くまで下がり、体がもちません。
玄関にはブーツとサンダルが共存しています。
しかし、そんな奇妙なNYの気候話よりも、もっと奇妙な私の”やってしまった話”が
今回のメインストーリーです。。

先月のクレオパトラズ・ニードルでのライブ時の話。
その日の私の衣装は、ピンクと黒色のレースのドレスで6,7年前に友人から誕生日プレゼントで頂いたもの。
ひさしぶりにクローゼットから取り出して、'春らしいし、今回の衣装はこれでいこう!’ということに決めました。

当日、家を出る前の身支度に慌しい時間。
そのドレスの横のファスナーを上げるのに一苦労。
約5分格闘した後、なんとかなったのでそのまま家を出ました。
(自分では、ファスナーそのもののすべりが悪くなったんだと、良いほうに解釈。)
全身のコーディネイトとしては、そのドレスの上にボレロ、と同じ生地のベルト。
その後、あんな悲劇が起ころうとは。。。

 ライブ会場には、知人、友人達がたくさん来て下さって大盛り上がり。(皆さんどうもありがとうございました!)
1セット目が終了後、女優のマミさんご夫婦が帰られるので挨拶をと振り返った時、マミさんのご主人が"ミチカ、これ君のだと思うんだけど、おちてたよ”
と”黒くて長い物”を差し出してくれました。
見覚えがあると思ったら、それはさっきまでわたしのお腹の周りにあったはずのベ・ル・ト。
どうも、床に落ちていたらしいのです。
”ひぇ~っ!!”
恥ずかしすぎて大笑いしてしまいましたが、とにかくお礼を言って、
何事もなかったかのごとく、’元の定位置’にその黒く長い物を戻したのでした。
しかし。。。

2セット目の演奏最中に、そのベルトが緩んできて気になるので"えいやっ!”とはずし、
それ以後、すっきりした気持ちで演奏し続けたのです。
そして、3セット目。。。。

最後の3セット目は残っていた友人、ミュージシャン達とアットホームで和やかな雰囲気で進行して行き、 1,2曲弾いた後、MC(司会)の為立ち上がってマイクを持ったその瞬間、
真ん前に座っていた、先輩ピアニストのゆかさんと、友人えみちゃんが同時に
”みっちゃん、ちょっとー!!”と叫んで、とにかく手招きして呼んでいるではありませんか。
そのまま、司会を続けようとしている私に、二人がとにかく呼び続けるので
ステージを降りて近寄ると”み、みっちゃん、横のファスナーゼンカイしてるで。マルダシやで”
”ひぇ~~~っ!!”
慌てて見たところ、まさに全開、丸出し状態。(いったい、いつから)
しかもファスナーを上げようにもどうも、壊れてしまった様子。
どうも、ベルトをはずしたことにより、ドレスに不可抗力がかかってしまい、
それにファスナーが耐え切れなかった模様。(こんな時に、何故か冷静に判断)
無理やりなんとかしようとあがいていたところ、お二人が”ピアノを弾いている時は正面を
向いている状態し、ボレロで何とか隠せそうだから、大丈夫”と励まし?!てくれたので、
そのまま続行することに。。
その後はピアノの後方にいるベースの秀さん、ドラムの田井中さんすいません、と
(お二人が、気付いていたかは不明)
ファスナーのある右側の肘を常に脇、体の右側面にくっつけた状態で演奏を続行。
余りの失態に、恥ずかしさを越えおかしくなってきて笑いを抑えるのが大変でした。
客観的に見て、変なピアニストだったこと、間違いなく。。

あぁ、世界広しとはいえ、ベルトを落とした上に、ファスナー全開で演奏した
ピアニストは数少ない、いえ、私だけ?!
あまりにおいしいネタなので、恥を忍ぶこともなく堂々と皆様に報告してしまう私。
友人の小説家、ともそさんに"真のエンターテイナー”と、お褒め頂きました。

(後日談)
帰宅後、そのドレスを脱いだ後、なんとかそのファスナーが直らないかと
ギコギコ繰り返した結果、なんとファスナー、復活いたしました。
今度は3キロいえ、5キロ痩せてから再び試着してみたいと思います。
(いつの日のことか。遠い目)

次回のライブは5月28日(木)@GARAGE、6:00-10:00です。
今度はこのようなことが起こらない様、’サイズ’に気をつけるつもりです。(笑)
みなさん、素敵なレストランなので、是非立ち寄ってくださいね。

=福森道華=

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2009年3月ニューヨーク便り

いろんなライブを聴きに出かけたり
友人がNYを訪れたり、
自分のライブの準備をしたり、演奏したり、
今年の3月はまたまた’あっ’というまに過ぎてしまいました。。
皆さん、お元気ですか。
そんな忙しかった3月のリポート便りです。

まず、わが師STEVE KUHN先生の
バードランドでの4日間のライブ。
”また、毎日来るの?!’と、先生にあきれられつつお店のスタッフに怪しがられつつ、
またまた通い倒した私。
今回もEDDIE GOMEZ(b), AL FOSTER(d)と豪華な顔ぶれ。
毎日勉強させていただきました、先生。
個人的には、RON CARTER先生(以前学校で習っていた)のうねるベースのほうが好みかも。

そして、ブラジル人シンガーの友達、ヴァネッサがブラジルからNYに立ち寄ったので
彼女のライブをジンク・バーへ聴きに。
移転後のブルーノートご近所のニュージンク・バーに行くのは今回が初めて。
以前より広くなって、ライブハウス風になっていました。
尚、ヴァネッサはこの後すぐ、東京六本木のホテルで在京ブラジル人のパウリーニョ・ゴメス
(私も大好きなピアニスト)と4ヶ月ライブをすると、日本に旅立っていきました。

そしてそして、長年お世話になっているドラマー田井中さんが、リーダーライブをやっている
ブラックダックでのライブがしばらくお休みになるというので、そのさよならライブにキーボードを持って参加。
田井中さんを慕うたくさんのミュージシャンや友人が集まって大賑わい。
そしてミュージシャン達が入れ替わり立ち替わり、熱いセッションを繰り広げました。
聴いていた友人達が、"普通、こうやってジャムセッション状態に突入すると、
音楽が混沌としてつまらなくなったり、質が下がったりするもんだけど、ココは違うね~。
どのミュージシャン達もフィーリングがあって、よい演奏をしているよ。
みんなフクさんを慕って集まってきていて、これは"田井中スクール”なんだね。”
と、言っていたのですが、正にその通り。"フク・スクール”
それは、実はその他のジャズクラブでも繰り広がられていて、3月26日、ガレージで
私のトリオ、ドラムは田井中さん、ベースは田中秀彦さんだったのでピアニスト&シンガーのChampian Fulton(なんと若干23歳の売れっ子ミュージシャンです!彼女の力強くスィングするピアノは私も大好き!)
とその友人のピアニストMark Divine達が遊びにきてくれて、後半のセットは弾いてもらい。。。
そして、同じ場所でまたChampianのリーダーライブがあった(もちろんドラムは田井中さん)ので今度は私が立ち寄って、シット・インさせてもらい。。。。
そうしたら、今度は昨日終わったばかりのクレオパトラズ・ニードルでの私のライブ、メンバーが田井中さんと秀さんだったのでまたまたお二人とアルトサックスのせいじ君が立ち寄ってくれ、ラスト・セットは大盛り上がり。
その時、聴きに駆けつけてくれた友人のえみちゃんも、先輩ピアニストの由香さんも
”なんか、みんな良いノリしてて、楽しいね!演奏者が変わっていっても違和感かんじないね!”
(由香さん、あなたもです!!)
と楽しんでくれて、とても楽しくスィングする時間を過ごしました。
ああ、ジャズってこれだからやめられません。
そしてみんな、フク=田井中さんの素晴らしいドラムに魅せられて、自然に"フク・スクール”が
繰広げられています。"フク・スクール"は偉大です。
こうやって、みんなで切磋琢磨しながら、私ももっともっと深くスィングしたいと心に誓った
次第です。

今回の2回のライブにはたくさんの方々に聴きに来ていただきまして
本当にどうもありがとうございました!
次回の私のライブ、"フク・スクール”は4月18日(土)@ガラージです。
是非立ち寄ってくださいね。

=福森道華=

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2009年2月ニューヨーク便り

オバマ大統領が就任してから、1ヶ月以上が過ぎ、
アメリカが新リーダーに求める期待も、より現実的なものになってきました。
私の周辺でも、”この未曾有の不況であなたの生活に何か影響がでていませんか。大丈夫ですか”が
挨拶代わりになっているほどです。。。
私的には、最近まで引越しを少し考えていたため、毎日NY周辺の家賃を調査するのが習慣になっていたのですが、 去年8月まで(リーマンショック(リーマン証券の倒産))まであんなに高騰していた家賃が、あれよあれよとミュージシャン家業の私にも手が、いえ、指先が届くかな?という範疇に下がってきました。
皆さん、お元気ですか。
こんな不景気モード直撃のアメリカ、NYですがそれを吹き飛ばす勢いで?!
今月の便りお送りします!

先日、偶然つけたアメリカの教育テレビ的なチャンネルで
大統領夫妻が”GEORGE GERSHWIN"賞をSTEVIE WONDERに授与する、
または授与を記念してのライブパーティーを録画した番組を放送していたので、
ついSTEVIE の大ファンな私は"ラッキー!”とばかりに、夢中になって見入りました。

さて、そのライブパーティは全曲をスティービーが歌うのではなく、本人以外にもかなり有名な歌手たちがスティービーの曲をそれぞれ歌って、彼に捧げるという形式でした。
いろんな歌手の方々が、それこそポップス界はもちろん、ジャズ界からクラッシック界までから招かれ、超有名人のオンパレードです。
それこそ、最初はかなり期待して観ていたのですが。。。
実はこんな時、すごく単純に音楽を楽しみたいと思っても、そうできない同職業の悲しさかな、
す、素晴らしすぎると、全身を喜びが包み込む瞬間もあれば、な、なんだかなぁ、と思うことも少なくなかったのです。

そんな中での、私のNO.1はもちろん、スティービー・ワンダー御本人と、ジャズ界の大御所、
トニー・ベネット氏。
スティービーが歌う”SIR, DUKE"、"SUPERSTITION"を聴きながらかつて、私が小学生位だった頃、テレビのコマーシャルで初めてスティービーの音楽を聴いて、雷が落ちた位の物凄い衝撃を受けたことや、それで彼のLP(うう、CDではないのですよ。LPです。時代を感じる~)が欲しくてたまらず親戚のレコード店を営むおばに無理を言って貰った、”MUSIQUARIUM”というベストアルバムを何回も何回も飽きることなく聴き続けたことを思い出しました。
今,聴いてもそれらの曲は全く古臭さがなく、むしろ全く新しく、新鮮に感じさえました。
かっこいい!!
ゲストのポール・サイモン氏がスティービーに”You are the blessed one in the whole world"
と、声を掛けたのですが、まさにそのとおり。
"この世に生まれてきてくれてありがとう、スティービー!”と叫びたい気持ちです。

そして、トニー氏が歌った”FOR ONCE IN MY LIFE"。
原曲からがらっとアレンジが変わって、ジャズのウオーキングバラードでの彼の歌唱は
心に深く染み入り、震え、涙が出ました。
"音楽って素晴らしい”と心から思う瞬間でした。
トニー氏は確か、80歳は越えているはず。
年を重ねた分だけ、こんなに素晴らしい音楽を奏でられるなんて、なんと素敵な人生なんだろうと感激しました。
私も少しでも追いつきたい、またその姿勢は忘れずにいたいです。。

さて、またまた素晴らしい音楽を聴いて感激感涙して"燃えている"私。
3月の末、26日(木)、と4月2日(木)と続けて
リーダーピアノトリオのライブがあります。
この"加熱状態”を維持して、どこまで深くスィングできるか、喜びを表現できるかを目標に
後、約1ヶ月、準備に燃え尽きたいと思います。
是非、来てくださいね!

=福森道華=

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2009年1月ニューヨーク便り

オバマ氏が大統領に就任し、アメリカは厳しくも新しい時代に突入しました。
このところ、零下の日々が続き極寒のNYですが、この国の新しい大統領、アメリカに対する
想いは熱く、とくにリベラルな考えの人々が多いNYでは、色んな意味で盛り上がっています。
皆さん、お元気ですか。1月のNY便りです。

アメリカは大きな転換期をむかえましたが、私自身も年が明けてから、今までになかった経験をしており、特に今年は私の星座でもある、みずがめ座の12年に一度のラッキーイヤーでもあるそうでなんだか楽しい1年になりそうで、ワクワクしています。

その、新しい経験とは。。
その1:なんと、アポロシアターに出演。
いつものごとく、英語をよく理解できていない私は、伴奏を務めている学校の子供たちの合唱団と、1月25日にどこかで出張公演をすることまでは理解していました。1週間前になって、場所を確認してみると、なんとアポロシアターだというではありませんか。
あの、エラ・フィッツジェラルドやスティービー・ワンダー達を誕生させたかのホールです。
興奮の余り、リハーサル終了後に物珍しさから、舞台の袖から客席を見渡そうとしたところ、
スタッフからお咎めが。。子供たちより、落ち着きのなかった私。反省。
子供たちはみんな、大舞台に立ってとても生き生きと歌っていました。演奏した曲も”Bye bye blackbird", "The birth of the blues"で、指揮のシャディア先生による抜群の選曲。
客席の皆さんも手拍子で一緒に盛り上がって楽しい演奏になりました。

その2:NYに住んで9年目。初めてミュージカルを観る。
いやー、念願のミュージカル、行って来ました。きっかけは、同じく伴奏を務めている学校のミュージカルシアタークラスのディレクターが出演しているミュージカルに学校の生徒、関係者を特別価格で招待してくれたからでした。相変わらず英語音痴のままの私。
実はチケットを購入するまで、そのミュージカル名を聞き取れていなかったのですが、そのミュージカルは、今ブロードウェイで大ヒット中の”BILLY ELLIOT"。
原作は映画の”リトル・ダンサー”で、音楽はELTON JOHNです。
まさに話題中の話題のミュージカルなのでした。(汗)
さて、その初の本場ブロードウェイ観劇の感想はというと、素晴らしい!の一言に尽きます。
特に今回のミュージカルは少年が主役で,出演者も半分は子供たちです。
2時間半にも及ぶ長丁場、その子供たちの演技力、歌唱力、そしてなにより、ダンスの素晴らしさに圧倒されました。バレエも、タップももう達者すぎて、涙がでます。
そして私の周りに座っていた、学校の子供たちも吸い付く様に舞台を観入っていました。
きっとこの中から、未来のミュージカルスターが誕生することを願いながら、日々の学校でのレッスンの伴奏で子供達を応援していきたいと思った次第です。
そしてこのミュージカルに出演していた、私達のディレクター、ミスター・ダリルもステージ上で光輝き、子供達に夢を与えていました。

こんなかんじで、慌しくも2009年があっという間に1ヶ月も過ぎてしまいました。
そんな中で1月22日の@GARAGEでの初リーダーバンドでの演奏も無事終了し、ホッとし
ています。
日本からのお客様西村香織さん、そしてNYで活躍中のエリカちゃんも駆けつけてくれ、
(お二人共にシンガーです)バンドに加わって歌って頂いて、華を添えて頂きました。
子供達のミラクルパワーと、多くの音楽仲間からエネルギーをもらいながら
今年も一歩、一歩成長していきたいと思っています。
皆さん、今年もどうぞ宜しくお願いいたします!!

=福森道華=

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現在のニューヨーク便り